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彼女と会話するようになって
どれくらい時間が経っただろう
電車の中だけの天国…
それだけでは満足出来なくなっている自分がいた…
しかし、連絡先を聞く勇気が無い…
.
明日こそ、明日こそと思うだけで発展しない……
女の子と交際した事が無いわけではない…
しかし、彼女の前だと無力だ…
.
思い切って聞いてみよう!!
と思った次の日……
時計を見ると、8時……
チコク……チ・コ・ク!?
!!!!!!!!
学校に遅れるとか問題じゃない
彼女に会えない……
最悪な日だ………
.
僕は普段とは違う空いている電車に乗り込んだ…
はぁ~~
.
「おはよう」
ん?!んんん?!!!
彼女だ…彼女だ!!!!!!
彼女も遅刻していた…
奇跡だ……
はっ!!これを逃してはいけない!!!
周りに人がいない
よしっ!!
「あの~ちょっと携帯の調子悪いから、鳴らしてみてくれへん??」
咄嗟に出た言葉……
はぁ~ダサい……
.
彼女も感づいていただろうが快く受けてくれた。
優しい…涙が出そうになる…
何とか連絡先を聞けた…
ここからは急スピードで近付く事になるとは
この時は思ってもみなかった…
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