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「そんな風に置いておいたら、誰かに使われちゃうよ!優に直接 渡せば?野城くん」
それが嫌だから、こうやって伝言まで用意して来たんだ。
と叫びたいのを野城はグッと堪えた。
『この黒い短冊は、一年A組 上城 優くんのです。他の人は使わないで下さい。風紀委員より』
ボールペンで そう書いてある白い紙を、野城は黒い短冊の横に重ねて置いた。
「次の休み時間には来ると思うし。これで心配ないさ」
そして、この休み時間は終わり。三限目の授業が終わり。その後の本日三度目となる休み時間も終わり。さらに四限目の授業も終わり、
昼休みとなった。
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