0人が本棚に入れています
本棚に追加
キーン コーン カーン…
「お昼食べないの?」と問うあかねに「後で!」と返し、奈央子は一人で玄関ホールへと猛ダッシュした。
何やら笹の周りはガヤガヤと騒がしくなっている。皆、とある一つの短冊に夢中になっているようだ。
「私にも見せて下さい!」
奈央子は人だかりをかき分けて笹の方へと進み、すかさず唯一の黒い短冊を手に取った。
それは間違いなく、野城が優用に作った短冊だ。
白い文字で、こう書かれていた。
『野城クソったれψ(▼∀▼)ψ BYデビル優』
最初のコメントを投稿しよう!