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姿を現したのは、優と透。
「おす。タンザクってこれか?」と言った優に、背後にいる透が「そ」と答えた。
「何だ。黒は無いのかよ」
「優も書くの?優ってこういうの興味ないイメージあるのに以外だな~。まぁ良いけどっ!」
「そうか。なぁ黒ないの?」
「優は黒色の短冊が欲しいのっ?」
やたら優は黒い短冊が欲しいらしい。
奈央子も探したが、短冊入れの中から、黒い短冊は見つから無かった。
そこで奈央子はあることを思い付いた。
「そうだ!野城くんに貰えば?補充係してるんだって!すぐ見つけてくれるよ」
「は?」
と優と野城。二人の声は揃ってハモっていた。
そして、お互いがお互いの顔を視界に捉える。
そして、お互い無言で そっぽを向く。
優は「ホジュウ係って何だよ」と奈央子に聞く。
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