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「野城くんは風紀委員だからだよ!凄いよね!」
と少し興奮ぎみの奈央子。
「なぁ優。こん中から黒探すの大変そうだぜ?休み時間そろそろ終わるし、適当な短冊 選んでおけよ?」
と透。
しかしその時、野城が
「太田さん、僕はそろそろ教室帰るね」
と急ぐように言う。
だが奈央子は野城のカッターシャツの袖をつかみ(野城の顔が赤らんだ)、
「待って野城くん!黒い短冊ってある?
実はね優が探してるみたいなんだけど・・・この山々から」
「は」と野城。
透は、もう笹の葉に短冊を付け終えており、笑いとの格闘が始まった。
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