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「零斗さん、やめよ。ちょっときついよ。今の……」
『……ああ、うん』
零斗も同じ心境だったようで、沈んだ声で息をついている。
『のぞみ、迎えに行くよ。今から、会わないか?』
「え?」
『食事、まだなんだ。今のニュースのあとじゃ、食欲湧かないかも知れないけど……付き合ってくれると、嬉しいな』
言われて、のぞみは自分の空腹感に気付いた。そういえば、空腹を感じて携帯の操作を中断した気がする。
確かに今のニュースは胸を悪くするものではあったが、軽いものなら入れられるのではないか、と思った。
「うん、行く。あたしもごはん、まだだったの」
『そっか。よかった。30分くらいで行くから、考えておいて』
「うん!」
電話を切ってから、のぞみはふと気付いた。
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