Cherry 3

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美人で優しいお姉さんだった美生ちゃんを、女性として意識したのは、いつからだろう。 年上の幼なじみ。 優しいお姉さん。 それがいつしか…淡い恋心へと変わる。 美生ちゃんの笑顔、美生ちゃんの声、美生ちゃんの仕草、全てが可愛くて一緒にいると気持ちがときめく。 幼い日に芽生えた恋心は、成長と共に徐々に大きくなった。 けど、この気持ちは誰にも言えるはずはなく、勿論海翔にも言えず、俺の胸の中にそっと秘めていた。 告白なんてしない。 笑われるだけ。 片想いのままでいい。 そう思っていたのに、美生ちゃんのことばかり考えてしまう俺は、かなり重症だ。
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