Cherry 5

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言葉を発したと同時に、口の中に苺を捩じ込まれた。 最低! けど、苺は甘くて美味しい。 ムカつきながらも、あたしの口元が一瞬緩む。 隣に座っていた海翔が、そんなあたしの表情を見逃すわけはない。 「食っていい?」 「は?…なにを?」 「お前だよ」 なに…言ってんの? 「可愛いな、お前…」 あの憎らしい海翔が、優しい眼差しであたしを見つめた。 その眼差しが、空翔の眼差しと重なり、あたしは海翔の目を見つめる。 次の瞬間… 海翔の唇が… あたしの唇に軽く触れた!?
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