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こんなことパパが知ったら、怒りを通り越して気絶しちゃうよ。
いや、ショック死しちゃうかも。
あたしはまるでストーカーみたいに、二人の後をつけ回した。
お昼前に美生ちゃんは彼と別れ、駅の構内にあるトイレに入った。
出てきた時はサングラスを外し、帽子も被っていない。いつもの美生ちゃんに戻っている。
美生ちゃんは構内のコンビニで、雑誌を手に取り立ち読みを始めた。
あたしは美生ちゃんに近付き、声を掛ける。
「美生ちゃん!」
美生ちゃんの体が一瞬ピクンと跳ねた。美生ちゃんはゆっくり振り向く。
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