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「えっ?良かった?」
「何でもない、気にしないで。あのさ、海翔を追い出す方法ないかな?」
「美優、そんな意地悪言わないの。男の子だって、他人の家に来れば気を使うんだから。両親不在で心細いに決まってる。三ヶ月仲良くしないとね」
海翔のどこが気を使ってんの?図々しいし俺様だし、サイテーだよ。
「海翔と仲良くなんて出来ないよ」
「そうかな。海ちゃんて、もしかしたら美優のことが好きなのかも」
美生ちゃんの鋭い指摘に、ドキンと心臓が跳ねる。
「まさか…」
「ほら、園児や小学生が好きな女の子にかまって欲しくて虐めるでしょう。きっとアレだね」
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