新規事業部

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マンションについて、そのままカーペットにうなだれた。 疲れた。 瞳をとじたら、イチさんの残像が浮かんで思わず目を見開いた。 ――なんてことだ。 怖い、自分が。 もう、いい。って思ってたのに。 忘れてたと思ってたのに。 ――身体に刻み込まれていた痛みと共に。イチさんがまだ 私の中に、残ってる
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