④・ペーパードライバー・

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また別の日の事。 マサル「なあカズ~お前とは高校違ったしさ~プライベートな話もそんな聞いてなかったけど一回か彼女できたか~?今いないってのはこないだ聞いたけどさ」カズ「あ~1年生の時にテニス部の子と付き合ってたよ。まあお互い部活してたし帰りバス停まで一緒に帰ったりしただけだけどな」 マサル「マジで?やったん?」 カズ「お前それだけかよ(笑)何回か家遊びに来てもらってたから、そんな感じになったけどうまくできなかったし、やったって言えるかわかんねーけど、初めて付き合った子だったからな~めっちゃ好きだったよ。まあ向こうは俺の事今じゃこの世で一番嫌いだろうけどさ(笑)」 マサル「へぇ~その言い方やとお前の方が振られて別れたん?」 カズ「まあね…そっちはどうなんだ?彼女とかできた事あんの?」マサル「俺はまるっきし、男の割合が多い学校やったってのもあるけど、まあ言い訳やけどな(笑)片思いはしょっちゅうしてたよ(笑)」 カズ「まあ今はお互いフリーやし似たようなもんだろ(笑)けどよかったよ、こうしてまたお前とツルむようになれたしお前に女できたら俺なんて構わず女、女になりそうやしな(笑)」 マサル「それはお前だろっ(笑)」 カズ、マサル「はぁ~っ…彼女欲しいね~どっかにいい女おらんかな~…」 フリーの男同士話す事と言えばこんな事ばかりだ。時は流れカズもマサルもようやく卒業式の日を迎えた。
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