④・ペーパードライバー・

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卒業式当日 仰げば~とおとし~♪我が師の恩~♪ 卒業式の大合唱と卒業証書の授与も終わり、カズと陸上部卒業生メンバーは顧問の先生の所へ別れの挨拶へ向かった。 陸上部顧問「お前らが2年生の時に俺がここの学校に就任になってお前らがろくに練習もせずにサッカーやって遊んでたのを見て初日から切れたのが懐かしいよ(笑)俺は遊びで部活の指導をするつもりはないなんて言ってたっけな俺?」 陸上部キャプテン山本「マジめに陸上をやる気がない奴、試合に勝つ気がない奴は明日から来なくていいって先生は言ってましたね、けど俺ら全員先生に付いてきたおかげでいろんな大会で成績を残せました。」 カズ「俺以外はなf^_^;」 陸上部顧問「カズ、記録残すだけが全てじゃないぞ!お前の一所懸命な姿はちゃんと俺の心に焼き付いてるし記録に残る事より記憶に残る人になれって言葉もあるんだ。だからみんなと頑張って来た3年間…いや2年間か(笑)きつい練習に耐えてきたのをバネに社会人になっても頑張れよ」カズ「はい先生、ありがとうございます」 そして陸上部顧問、メンバー、学校生活を共にした学友との別れを惜しみながらもカズ達は巣立って行った。 これから始まる新たなるステージへの第一歩を踏み出すために。
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