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オチル...ドコマデモオチル...
ワタシハ......
「ーーーはっ?!!ゆ、夢か...」
夢を見た後はとても目覚めが悪い。
ずっとこのままでいたい...
夢なんて覚めなければ良いのに。
あぁ...起きなくちゃ。
今日はとても大切な日だ。
私は重々しく身を起こした。
外はちらちらと雨が降りだしていた。
体...重い...。
私はのろりと外出の準備をし始める。
動作一つ一つが面倒臭い。
そう考えていると突然部屋中が震え出した。
「?!!」
咄嗟に辺りを見渡してみた。
キシキシキシ...
「な、に???!」
音は頭上からのようだ。
急に不安な気持ちになる。
キシキシキシキシキシ......
揺れと共に音はいまだに続いている。
取り敢えず様子見だ。
きっとすぐに収まるであろう。
キシキシ...ギ...キシギュシ...
ギュシ...
「ぎゅし?」
いかにも天井が抜けそうな音だった。
だが私は恐怖と好奇心によりその場を動けなかった。
案の定、天井が勢いよく抜けた。
「の゙わぁ゙ーーーーっ!!!!!」
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