アイムブラッディ

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そして激しい音と共に何かが私にぶつかった... ...いや のしかかったという方が正しい。 「うぬ? 申し訳御座いません。」 やけに丁寧。 それが少し腹立たしい。 「....にしても狭い所ですね。」 男は私の上に綺麗に正座をしたままぼそりと呟いた。 にしても軽い... いやいや。 それはどうでもいいこと 人の上に正座 なんとまぁ奇妙な光景だろうか、そのまま沈黙は続いた。 「Hello,アイム ブラッディ」 「ふぇ、」 男が急に口を開いたため腑抜けた声が出た。 「シエン=ブラッディ。シエンとでもお呼びください。」 不適な笑顔 やけに大きな口に ギザギザにならぶ白い歯がのぞいた。 そして格好いry ...人?な、の?? 言葉がでない...何か、何か言うべきだ... 「ななみ...市瀬ななみ」 とっさに出た言葉がこれかっ!!!!! 確かに相手が名前を言ってきたけれども 見ず知らずの相手に流石にそれは...
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