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「お前って最低」
そんな言葉を投げかけても、
アイツは俺を、冷やかし半分で
先日、抱いた女とお似合いだとか言う。
俺が振った女が、良いと言う。
全部、ぶちまけてやろうか?
Hの相性の確認まで、一通り全部済んでます。
性格も、何処までも合わないみたいですって、
お前に言えば納得する?
涼しい顔して、俺の気持ちを踏みにじって、それで満足か?
何で、こんな女好きになったんだろ。
何で、こんなめんどくせーやつが、可愛いとか思ってんだよ……。
「ねえ、小栗、ごめんね」
佐藤が謝る。
俺の服に触れる。
ただそれだけで、心臓は跳ね上がる。
そんなことを、佐藤は知らない。
いいや、知ってるくせに、俺の気持ち判ってるくせに、
意地悪な事ばっか言う。
ズルイ小悪魔。
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