kiss19 -笑顔の仮面- 後半

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「お前って最低」 そんな言葉を投げかけても、 アイツは俺を、冷やかし半分で 先日、抱いた女とお似合いだとか言う。 俺が振った女が、良いと言う。 全部、ぶちまけてやろうか? Hの相性の確認まで、一通り全部済んでます。 性格も、何処までも合わないみたいですって、 お前に言えば納得する? 涼しい顔して、俺の気持ちを踏みにじって、それで満足か? 何で、こんな女好きになったんだろ。 何で、こんなめんどくせーやつが、可愛いとか思ってんだよ……。 「ねえ、小栗、ごめんね」 佐藤が謝る。 俺の服に触れる。 ただそれだけで、心臓は跳ね上がる。 そんなことを、佐藤は知らない。 いいや、知ってるくせに、俺の気持ち判ってるくせに、 意地悪な事ばっか言う。 ズルイ小悪魔。
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