距離感

10/11
前へ
/90ページ
次へ
けど、すっと離れた彼の手。 「ああ、 でも勘違いしないで下さい。 俺は相変わらず 前島さんは個人的には 嫌いですから」 「はぁっ?」 思わず顔を上げた私を またあの心のない瞳が 見つめてる。 「早く涙を拭いて下さい。 工務店に発注しなければ いつまで経っても 納品出来ませんから。 俺も新作インテリアの デザインを任されてますので」 …ワケ解らないこの人。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13001人が本棚に入れています
本棚に追加