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うふふ。麻衣子よ。やっと百合江ちゃんが結婚したわよ。長かったわ。まともな恋愛、十年以上してなかったでしょう? 百合江ちゃん。
ホントに恋愛に偏差値があったら、平均以下もいいところよね。
まあこれで色々と私の計画どおりだわ。私だけ幸せになるっていうのもねえ。つまらないでしょう?
だからいつも課題を与えて来たのよ。百合江ちゃんによかれと思って。
え? 楽しんでいただけじゃないかって?
うふふ。それも否定できないわね。だって百合江ちゃん、からかい甲斐があるんだもの。
でもひとつだけ気がかりな事があるのよ。
ほら、石崎よ。流石の私でもなんだか石崎には後ろめたいわ。私、人に借り作るの嫌なのよね。
あら、この作者石崎が一番好きらしいわよ。石崎の話をもう書き始めてるらしいわ。
タイトルは『お姉様の言いなり』ですって。
もちろん私も出てくるわ。だって借りはかえさなきゃね。石崎に。
end
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