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*** ガチャリ、と風紀室の扉を開くと、心配そうな顔をした敬斗さんが立っていた。 「黒羽根!大丈夫か?」 「はい、ご心配かけてすみません。」 「俺は全然構わないけど…」 そこまで言って、敬斗さんは俺を抱き上げたままのレンをちらりと見る。 「敬斗、少し席をはずせ。」 「把握しました。」 レンにそう言われ、部屋を出ていく前に俺の頭をくしゃりと撫でた敬斗さん。 …優しいなあ。 「さ、て、と。」 敬斗さんが出ていったのを確認すると、俺を抱き上げたままレンは仮眠室に入っていく。
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