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新入生歓迎会
「はよ、尚」
自分の机に突っ伏していると、前の席に雫が座った。
「おはよー」
「今日朝、尚の家に迎えに行ったらお母さんが先に行ったっていうからビックリしたよ」
「素直に雫と一緒に登校すればよかった」
「まさかとは思うけど…迷ったの?」
「はい」
そう。
あたしは自分の学校に迷わずに来れなかった。
家からどのくらいで学校に着くか把握できてないし、高校生になったんだから雫に甘えるのはやめようと実行したら始末。
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