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「よかったじゃん。
それで篠原先輩はどーなったの?」
「どーもならないよ。ただかっこいい先輩って感じ。それに篠原先輩好きな人がいるんだって」
「ふーん」
興味なさそうに返答する。
あの後、先輩は「冗談だよ」と言って笑っていたけど、それが冗談だとは思えなかった。
あの目は絶対菅野先輩のこと好きという目だ。
「雫は?ラクロス部はどーだったの?」
「うーん。どーだろう?みんないい人そうだよ」
「この学校で恋ってできるのかな?」
「さぁ……」
恋したいな。
マンガでような淡い恋。
そんなのにちょっと憧れる。
本気で人を好きになってみたい。
ほかの事なんてどうでもよくなるくらいの恋。
できたらいいな。
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