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「でも大和先輩だって甲子園の予選が」
「俺は円香のことより甲子園を優先した。
今年が最後のチャンスなんだ。
円香がそれに堪えられなくなって、俺達は終わった。
何度も話し合って決めたんだ」
悲しそうに顔を上げ、空を見上げた。
お互いすれ違いが生じてたんだ。
大和先輩は甲子園最後のチャンス。
今精一杯やらなければ後悔する。
お互いがお互いを支えられなかった。
あたしならできる気がする。
大和先輩の甲子園の夢を誰より応援してあげられる。
「先輩。
あたしじゃだめですか?」
大和先輩を側で支えたい。
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