二度目の告白

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「雫!」 「ん?」 「ちょっと成績表見せて」 「はい」 代わりに雫はあたしの成績表を取った。 雫の成績表はオール1位。 そりゃそーだよね。 学年トップで入って来たんだし。 県で一番頭のいい高校だって簡単に入れる実力があるんだもん。 「これおかしいよね?」 あたしは雫が持っている成績表の数学の部分を指差した。 「間違えじゃないでしょ?」 「だって数学が一番できたんだよ!?」 「ちょっと……」 雫はあたしの腕を引っ張って、耳元でそっと話した。
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