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「最近の奏太先輩とますます仲良くなってる気がするし」
「……そーだけど……」
大学が決まった奏太先輩と悠斗先輩は以前と同じように毎日顔を出すようになっていた。
大和先輩も部活を引退してあたしは奏太先輩と一緒に写真を撮りに行く日が多くなった。
「そこは否定しないんだ」
「事実だし」
ただ先輩と一緒にいる時間が前より長くなったから、仲良くなっているだけ。
その時あたしの携帯が鳴った。
ポケットから取り出し、ディスプレーを見る。
メールの受信中の画面。
メールを開くと奏太先輩だった。
「誰から?」
「ん?奏太先輩」
「うっわー」
「な、何?」
「言ってるそばからメールって」
にやにやとあたしをからかっているようにも見えるあかりの笑み。
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