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幼なじみである波崎綾は腕を組み怒りを感じさせるような雰囲気を身にまといながら、静かな口調でこう言った。
「浩介、分かってんの?あんたのせいで幼なじみって理由だけで私が周りから変な目で見られているのよ?」
「だったら何時ものように俺を避ければいいだろ」
「あんたって本当に馬鹿なのね、幼なじみってだけで変な目で見られるって言ったの聞こえなかったの?それに避けている理由は前にも説明したけど、他の奴らと同じで、あんたと同じになりたくないからよ」
「その理由は何度も聞いたし聞かされた。でも幼なじみなのは本当なんだからどうしようもないだろ」
「そんな事は分かっているわ。幼なじみを辞めるなんてしたくても出来ないもの。だからあんたを呼んだんじゃない」
察しの良い人なら会話内容で分かると思うが、はい、そうです俺はとある理由で学校中の生徒から避けられています。
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