序章・幼なじみは俺を嫌う

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生徒達から避けている男子生徒で俺事笠原浩介には避けれている理由は既に知っているし生徒達の話し声で嫌でも耳に入ってくる。 「ねぇ、聞いてるの?だからあんたは何時までもボッチで…」 綾がひたすら文句と罵倒が入り混じった言葉を俺に向かって言い続ける。 中学から始まった生徒達に見られずに誰も近寄らない場所に行き綾の文句をひたすら聞き続けると言うドM大喜びの放課後の密会を何十回も繰り返していれば流石に慣れるものだ。適応力と言うのはある意味凄い。 綾の言いたい事も分かるが、俺にはあの事だけは努力してもどうしようもないんだ。 そしてそれが結果的に周りから避けられ、放課後には幼なじみからの文句を聞く。 これが俺の毎日であり慣れてしまった日常だった。 だが、こんな俺の毎日をぶち壊すような出会いが俺に訪れた。 これはボッチである俺がとある神に出会って非日常的な毎日を送る物語。
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