子犬な男1

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「噴水、貸し切りだね」 私は笑って言った。 当然『はい!』って元気の良い返事が返ってくると思っていたら、入江くんは俯いて黙り込んでいる。 どうしたんだろう。 大きくなる雨音を聞きながら、私は次の言葉を待った。
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