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外はまだ雨。
家の方角が同じだったから、2人でタクシーに乗った。
入江くんの家は私のマンションより少し遠いらしい。
マンションにつく頃には雨は殆ど止んでいた。
タクシー代を頑なに拒否する彼に「ありがとう」とお礼を言った。
「おやすみなさい!」
「うん、おやすみ」
入江くんは見えなくなるまて手を振っていた。
私もタクシーが見えなくなるまで見送ってから部屋に向かった。
とりあえずお風呂に入ろう。
バスタブにお湯を張り始めておいて、服を脱ぎながら部屋の中を移動する。
一人って楽だな~
脱いだ服を洗濯機に投げ込み、一糸纏わぬ姿でお風呂へ…
と、その時携帯が鳴る。
メッセージだ。
ディスプレイは《入江直》。
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