292人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
カラン・コロ~ン♪
「いらっしゃい」
最小限の間接照明とキャンドルで照らされた店内。
心地よいジャズが流れている。
「あれ?直くん、今日は一人じゃないんだ?」
カウンターからマスターらしき人が彼に話しかける。
30代前半くらいかな…短髪で長身のスッキリとしたイイ男だ。
「こんばんはマスター。今日は特別なヒトと一緒なんだ」
「お!それじゃ気合い入れて作らないとね」
「あはは、お願いします」
馴染みの店っぽいやり取り。
入江くんに行きつけのBarがあるなんて意外だ。勝手なイメージだとお酒が弱そうに見える。しかも普段は一人で飲んでるみたいだし。
ホント意外だ。
最初のコメントを投稿しよう!