仔犬な男2

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カラン・コロ~ン♪ 「いらっしゃい」 最小限の間接照明とキャンドルで照らされた店内。 心地よいジャズが流れている。 「あれ?直くん、今日は一人じゃないんだ?」 カウンターからマスターらしき人が彼に話しかける。 30代前半くらいかな…短髪で長身のスッキリとしたイイ男だ。 「こんばんはマスター。今日は特別なヒトと一緒なんだ」 「お!それじゃ気合い入れて作らないとね」 「あはは、お願いします」 馴染みの店っぽいやり取り。 入江くんに行きつけのBarがあるなんて意外だ。勝手なイメージだとお酒が弱そうに見える。しかも普段は一人で飲んでるみたいだし。 ホント意外だ。
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