仔犬な男2

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「入江君、いつもショートカクテル飲むんだ。お酒強いんだね」 「そんなに強くないですよ。酔いたい時にここに来るだけ。マスターには僕の住所伝えてあるんで、潰れてもタクシーに乗せてくれるんです」 「遠慮しないで飲んでね。私も大人だからタクシー乗って帰れるし、入江君が潰れたらマスターに預けるから」 気を使われると、こちらも気を使ってしまう。 つまり私が気を使いたくないから、彼にも使って欲しくない。 でも彼は首を横に振って言った。 「一人ならいいですけど、二人なんですよ。今夜滝川さんと何を話したか、酔っ払って忘れてしまいたくないから」 あ・・・また違和感。 これ・・・何なんだろう?
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