仔犬な男2
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二口目のカクテルを飲んで、ふぅと息をついた。 と、入江くんがジッとこちらを見ている。 「何?」 その視線に落ち着かなくて、私は手元のカクテルに視線を落とした。 「マスターが『東子さん』て言ったから」 「それがどうかしたの?」 「僕も呼んでいいですか?」 「え?」 「いいですか?」 「・・・」
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