仔犬の皮を被った狼2

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図々しい態度に対する怒りと、とてつもなく危険な状態に置かれている不安。 体が・・・動かない。 すると彼は私の体を解放し、今度は両手で私の頬をふわりと包み込んだ。 真っ直ぐ私を見つめる。 真剣だ。 どうしよう、きっといくら頑張っても男の人には力では勝てない。 私は彼を泊めてしまったたことを激しく後悔した。
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