仔犬の皮を被った狼2

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彼の唇が・・・頬に触れた。 ゾクリ・・・背筋に電流が流れた 。 そして唇は額に、瞼に・・・ 「な、何もしないって。い、言ったじゃない・・・」 震える声で抗議すると、私の目から一滴だけ涙が流れた。 「何もしないとは言ってません。『セックスは無し』は約束しましたけど」 静かに断言して、彼は私の頬の涙を拭った。 「ふぅぅ・・・う、う」 涙を堪えることに集中したら、次の抗議は言葉にならなかった。
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