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踵の低いパンプスを履いた自分の足元を見つめながら歩く。
このままでいいの?
彼の望みは私の恋人になることのはず。だとすれば、今の私たちの状態は彼の望みに限りなく近い。近づいて、近づいて、交わることはあるのだろうか。
交わるためには、私の気持ちが必須なわけで・・・。
これだけ一緒に居るのだから、もちろんキライじゃない。きっと、かなりスキ。
今だって、なんだかんだと考えながらも結構な早足で彼の元へ向かっている。
じゃあ彼のことを愛しているのかと聞かれたら?
たぶん答えはNOだ。
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