別れの花火と可愛い女1.5

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「そのつもりで・・・います」 そう言った私に 「じゃあ、日曜は我慢するよ。その代わり、それからは出来るだけ一緒に居よう」 また、課長らしくない優しい言葉で応えた。その優しさは今の私の辛い心を癒やしてくれる。 そう、きっとこの人なら私を幸せにしてくれる。私ももうすぐ30歳だし、落ち着くところに落ち着かないと。 若い男の子とフワフワ自由な恋愛ごっこなんてしてる場合じゃない。 それから少し他愛もない話をして、そろそろ電話を切ろうかという時に課長が再び話題を日曜日のことへ戻した。
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