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つっ・・・
左手に痛みを感じて目覚める。
どうやら私はベッドで眠っていたようだ。
痛みを感じた左手をかばいながら起き上がろうとすると、今度は全身が鈍く痛い。
どうにかベッドの上に座る形になり、改めて周りを見渡した。
殺風景な部屋にパイプベッド。シーツも壁も白く何の柄もない。
ここは・・・病院のようだ。
ぼんやりと靄がかかったような意識が、徐々にクリアになってゆく。
記憶をたどり、私の中でここに居る理由がハッキリ分かるにつれて、心臓が大きく早く波打ち始めた。
入江くんは?
彼は無事なのだろうか??
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