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元々、腐男子になったのは湊真と両思いになりたいが為、様々なBL小説や漫画、同人を読み漁った結果、見事にはまって抜け出せなくなったのだ☆
ただの湊真好きから、湊真好きな腐男子に昇華した僕は、必死で王道学園を探し、若干引きぎみな湊真を説得してこの学園に入学することになったんだ。
卒業まで３年あるんだから、ゆっくり僕を意識してもらえばいい、でも学園生活でｲﾁｬｲﾁｬしたいな、なんて思いながら、目の前にそびえ立つおっきな門を見上げる湊真の横顔を盗み見た。
門が開き、桜並木の道を湊真に引っ張られながら、これから先待ち受ける王道転校生総受けとか、湊真にどうｱﾀｯｸするかとか色々考えていると、前を歩く湊真が突然止まったからなにかと思い、湊真の背中越しに前を見ると、なんということでしょう...目の前には副会長様がいらっしゃいました。
確かに王道!外部生を迎えに来るのは確かに副会長だけれども!それは王道くんのときだけにしてー!その嘘くさい笑顔は王道くんの前でして「お前、そんな嘘くさい笑いかたやめろよ!」って言われて「私の笑顔を見破るとは...気に入りました。」なんて返してあっついｷｽを是非とも僕の見守る中行ってくださいよ!
湊真もﾎﾞｿっと王道な台詞言わないで！副会長には聞こえてないかもだけど、僕にはしっかり聞こえてるよ！ﾌﾗｸﾞ立ったらどうすんのさー(泣)
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