体育祭 前編

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「体育祭楽しみだなぁ♪チワワちゃん達がタチに..ムフフ」 「妄想はそのくらいにしておけ。」 今は自室なのだが、朱希はほぼ毎日俺の部屋にやってきては、こんな風に妄想している。自分の部屋ですればいいものを... と先日朱希に言ったところ、 「あんなおっきな部屋に1人とか寂しいし。まぁ、1人でないと同人とか読めないけど。ちなみに僕のオススメはねぇ...」 と余計なことも喋りはじめたから口を塞いでやった。 「今日は僕がご飯作るね?」 夕食は俺と朱希で交代で作っている。 「あぁ、じゃあ俺は風呂に入ってくる。」 ガチャ 「あ、湊真?丁度ご飯でき...た...」 「あぁ、サンキュ。...?なんだ?」 「そっそそそ、湊真、その格好///」 格好? 今の俺の格好は上半身は首に掛かったタオルだけ、下半身は黒のスウェットのスボンを履いている。 最近は暑くて風呂あがりはいつもこんなだが... 「ちゃんと上も着てぇぇぇ///」 朱希が顔を真っ赤にしながら言うので、怒らせたのかもと思い、仕方なくTシャツを着た。 side朱希 どーもー♪お久しぶりの朱希ちゃんだよ☆ なぁぁんて余裕、今の僕にはないからぁぁぁぁ!!! だって目の前の湊真が!! お風呂から出たばかりで頬は赤く、下半身は兎も角、上半身が...はっ裸なんだよぉぉぉ!!! いつもは服で隠れてて見えなかったからわからなかったけど、湊真の体は引き締まっていて無駄な肉がなくてほどよく筋肉がついてて...、髪から滴り落ちる水滴が、露になっている胸や腹部を伝っていくのがもう... エロいんだよぉぉぉぉ!!!!! こんなエロい湊真の姿を至近距離で見て倒れなかった僕、自分で自分を誉めてあげたい!!
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