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自室のソファで寛いでいると、ローテーブルに置いていたスマホが音を奏でた。
「もしもし...うん...分かった。
明日例の場所に待機させといて。
クス...彼の顔が蒼白する姿が目に浮かぶよ...
じゃあね。」
通話を終え、その手からスマホが絨毯の上に滑り落ちる。
「楽しみだなぁ...
ねぇ、
君の大切なモノを目の前で壊されたら、僕の気持ち...少しはわかるかな?
蘭湊真...」
その瞳はどこか虚ろで、自分のしていることが正解か不正解かもわからなくなっていた。
それでも、答えを見つける為に行動するしか、今の彼にはなかった。
それが間違っていたとしても...
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