体育祭 後編

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200M走に出場するために、俺と朱希は中央ゲートへ向かう 「あ!蘭!蘭も200M走でるのか!?」 そこへ現れたのは毬藻頭こと綾野だ。 「あれー、綾野君も出るんだね。」 俺の代わりに口を開いたのは朱希だった。 「そうだぞ!俺は足が早いからな!」 「そうなんだー。」 自信満々な綾野に比べて、どうでもよさそうな朱希。 「200M走に出場される方はこちらに並んでくださーい。」 と係りの人が呼びかける。 「綾野君、どうやら並ばないといけないみたいだよ?」 「そうなのか?じゃあ俺並んでくる!また後でな!」 さっさと駆け出した綾野に、 「ちょろいね。」 悪魔の笑みをする朱希だった。
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