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スタートの合図と同時に走り出す綾野。無駄に速いもんだから1番にクジ箱に到着している。
穴に手を突っ込んでガサガサと漁る。
バッと手を引くとその手にはクジが握られている。
それを開く綾野。
「やった!アタリだ!」
「ここにきて急に王道スキル発動するよねー」
遠い目をする朱希。腐男子らしからぬ台詞だ。
「最後の走者でまたアタリが出たようです!引いたのは綾野涼風君だ!さて、彼は誰を選ぶのでしょうか!」
委員長よ、無駄に煽らないでくれ。本当に嫌な予感しかしないから。
「気になるやつを選べばいいのか!?うーん...じゃあ...
ボソッ..蘭がいい//」
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