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「綾野涼風君が指名したのは1年首席の蘭湊真君だぁぁぁぁ!
では蘭君ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞへ出てください!」
出てくださいと言われて素直に出られるわけないだろ...
「劉明先輩...ちなみに拒否権は?」
「残念だがないな。拒否権なんてあったらｱﾀﾘの意味がない。」
だよな...
「てかなんで俺なんだよ...劉明先輩、代わりに行きません?先輩たしか綾野が好きでしたよね?」
確か最初の頃食堂でそんなこと言ってたし、新歓もあいつを追いかけてたし...
綾野も先輩なら文句言わないだろ。
「は?俺は別に涼風のことはなんとも思ってないぞ?」
「え?」
side劉明
涼風に指名された湊真は俺に行かないかと言ってきた。俺が涼風のことを好きだと勘違いをしているらしい。
確かに最初に涼風に会ったとき面白そうなやつだと思いあいつの傍にいた。
でもそれはただ自分の周りにはいないというだけで一時的に興味を引かれただけ。
本当に惹かれていたのは...
お前だよ.....湊真...
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