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一口ずつ巨大ポッキーを減らしていくと悲鳴やらなんやらが飛び交う。
目の前の綾野は頬を赤くして時折此方を見てくるし。
ちゃんと約束守るのか不安になってきた。
長かったポッキーも目標の5㎝に到達しそうだ。
そろそろ離そう...そう思っていたら、綾野が暴走を始めた。鼻息を荒くして近づいてきたのだ。急なことで反応が遅れてしまった。
「きゃぁぁぁぁ!!蘭様がぁぁぁ!!」
「あんの毬藻許せない!!!」
「蘭様の美しい唇が汚れてしまったぁぁぁぁ!!!」
いや、してないからね?
危なかったけどギリギリで2人の間に手を入れることが出来たからなんとかキスを免れることに成功した。
たぶん周りからは俺達がキスをしたように見えたのだろう、綾野への罵声が鳴りやまない。
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