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「湊真君。」
声をかけられ、振り向くと擢兎先輩がニコニコしながら立っていた。
「先輩、2人3脚宜しくお願いします。」
「こちらこそ。湊真君が相手なんて嬉しいです。」
何故か頬を紅くする。
ちなみに朱希は同じクラスの可愛いチワワ、愁犀は自分のとこの親衛隊隊長が相手らしい。
「先輩は俺で良かったんですか?副会長なら親衛隊の隊長とか色々相手はいたでしょうに。」
俺がそう言うと擢兎先輩はムッとして、
「私は湊真君がいいんです...別に親衛隊がどうとか言う訳ではなくて、もしかして...私とは嫌でしたか?」
シュンとする擢兎先輩にぎょっとした俺は、
「いやっ、そういうわけじゃないので!俺も擢兎先輩が相手で嬉しいです。」
そう言うと、先輩は頬を染めて照れたように笑った。
なんだか可愛く思える俺は病気だろうか...
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