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ｽﾀｰﾄの合図で先発の朱希達が走り出す。最初は...うん、普通だ。普通に2人3脚だな。
15M程走ると何故か止まり地面からなにかを拾う。
するとｸﾞﾗｳﾝﾄﾞ中央辺りにいつの間にか建てられていた黒いﾃﾝﾄのようなものに次々と入っていく。
そして暫くすると出てきたのだが...
「ｾｰﾗｰ服?」
3番手位に入っていった朱希達が真っ先に出てきたのだが服が体操服からｾｰﾗｰ服に変わっていた。
朱希は恥じらいもせず堂々としているが、ﾊﾟｰﾄﾅｰのﾁﾜﾜは恥ずかしいのか真っ赤な顔を隠すように下を向き、少し短めなｽｶｰﾄの裾を下へと引っ張っていた。
たぶん後者が正しい反応なんだよな?
着替えの際に外されていた足枷を再び装着しまた走り出す。
また10Mほど走ると今度は仮設舞台が用意されていた。どうやらここでは審査員の用意(朱希が用意)した台詞を言い合格すればそのままｺﾞｰﾙになるらしい。
最初に到着した朱希達はなんだかほんわかする台詞を言ってﾊｸﾞしたら合格だったので1位でｺﾞｰﾙになった。
後から来た他のﾁｰﾑも多種多様なｺｽﾌﾟﾚをして審査員の出す台詞を恥じらいながらこなしｺﾞｰﾙしていった。
その間朱希は目を輝かせながらそれを近くで鑑賞していた。
一連の流れは大体わかった。
これをやらないといけないのか...
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