体育祭 後編

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できれば棄権したいが、そうするとペナルティーで擢兎先輩にも迷惑がかかる為、諦めて身を任せることにした。 次は愁犀か... 確か相手は親衛隊隊長だったか?さっきはちらっとしか見てなかったがやはり可愛い顔をしたやつだった。 愁犀達もいい感じの順位で紙を拾いあげ、テントの中に入っていく。そして待つこと1、2分で出てきた愁犀達に黄色い悲鳴が飛び交う。 こんなになるのは愁犀が人気があるのとその格好だな。 愁犀は白を基調にした皇子スタイルで爽やかな笑顔が良く合っていた。そしてパートナーの子はピンク色を貴重とした肩出しお姫様スタイル。ドレスはレースやビーズなどが豪華にあしらわれていて、かなり高価そうだ。髪もプラチナブロンドのカツラで化粧もしているから本物のお姫様に見える。 実際、親衛隊の子を見て野太い声を上げるやつらが多い。
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