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「足をひっぱったらすみません...」
先に謝っておいた。
「湊真君なら問題ないと思いますよ?むしろ私の方が足をひっぱりそうです。」
苦笑しながら言葉を発する擢兎先輩につられて俺も苦笑した。
「位置について...
よーい!」
パアンと鳴るピストルの合図とともに、俺達は走り出した。
俺と擢兎先輩の相性が良いのか結構速いペースで走ることが出来たおかげで、例の紙の所に1位でたどり着いた。
俺は紙を拾い上げ、中身を確認した。
えーっと、これは当たりなのかそうでないのか...
とりあえず擢兎先輩にも紙を見せて、足の拘束具を外しそれぞれ着替える為にテントの中へ入っていった。
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