体育祭 後編

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俺は着替え終わったので、テントから出る。 すると一斉に響き渡る悲鳴 「蘭様格好いいですぅぅぅぅ///」 「僕だけの傍にいてほしい///」 「寧ろ敬語攻めされたい///」 「鞭で打たれたい」 「執事萌えぇぇぇぇ!!!」 そう、俺の格好は正しく執事。漆黒の燕尾服に金の飾りボタンが光輝いている。 擢兎先輩はまだだろうか...と先輩が消えたテントに目をやると俺は目を見開いた。 「副会長様綺麗ですぅぅぅぅ!!!」 「俺の下で鳴かせたい...」 「強き受けだな///」 擢兎先輩は白のワンピースを纏い、ストレートの長い黒髪のカツラを着けていた。化粧したのか唇がピンク色の艶が出ている。 俺が執事なら先輩はお嬢様ってところか? 「あんまり見ないで下さい//恥ずかしいです///」 その照れた感じは本物の女の子のようだ。 「それは失礼しました。では参りましょうか...お嬢様?」 「///はいっ!」 擢兎先輩を気遣いながら走り、とうとう最大の難関場所へやってきた。 審判に促され、俺達はステージに上がる。 さて、どうしたものか...
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