いざ食堂へ

1/6
前へ
/836ページ
次へ

いざ食堂へ

エレベーターで食堂のある階に降りる。2階は全て食堂フロアで、エレベーターの扉が出入口になっているようだ。 「あっ!湊真あっち!あの席空いてる!」 と俺の服を引っ張りながら見つけた空席を指差す。 先を歩く朱希に付いていくと、周りがザワザワし始めた。 (え...あの2人誰?前の子は凄く可愛いし、後ろの人は凄く綺麗...) (あんなに目立つ人達がいたら気付かないわけないよね?) (やべぇ!両方ともタイプだわ!まじ喰いてぇ...) (前の子は完璧ネコだけど、後ろはどっちかっていったらタチじゃね?) (はぅぅ...抱いてほしい...) (ぶふっ!非王道ktkrwww ) 何か言われている気がする。陰でコソコソ言われると気分が悪いな。 「やばっ!お仲間さんがいる(笑)」 と突然朱希が吹き出した。どうやら朱希の同種もいるらしい。 周りの視線を無視するように席に着くとテーブルに置いてあるモニターに目を向けた。
/836ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3167人が本棚に入れています
本棚に追加