新しい友達

4/10
前へ
/836ページ
次へ
「教科書やその他のものはお前達のロッカーに入れてあるから、置いとくなり持って帰るなり好きにしろ。」 『はーい』 「それと自己紹介だが...ほぼ全員が持ち上がりだから省く。したいなら個人でやれ。」 こいつ、あからさまに面倒くさいって顔してるよ。それでも教師か。 「今日はもう帰っていいぞ。明日も授業はないが、委員を決めるからなにやりたいか考えとけよー。」 そう言ってクラス名簿を持ってさっさと教室を出ていってしまった。 その時間わずか5分...短すぎだろ。 まぁ早く帰れるしいいか。 俺はスッと席を立つと扉に向かって歩き出す。 「ふぇっ!?ちょっ、湊真待ってよー!」 「俺を置いていくなよー!」 俺を追いかけてくる2人。 3人が出ていった教室では、 「はぅぅ、やっぱり蘭君格好いいよ///」 「格好いいんじゃなくて綺麗なんだよ///」 「伊勢君も素敵だったぁ///」 「来栖君はフワフワしてて可愛いかったー!」 「...でも話しかけられなかったね。」 「せっかく同じクラスになれたんだから仲良くなりたいよね。」 「決めた!僕明日話しかけてみる!!」 「じゃあ、僕も///挨拶してみる!」 「皆!頑張ろうね!」 ブルッ なんだ...なんか寒気が... 「湊真どうしたの?」 「いや、なんでもない。」 「なんでもいいけど腹減ったからご飯食べようぜ!」 「ああ。」
/836ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3167人が本棚に入れています
本棚に追加